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2023年10月のTHI推移

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    酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年10月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年10月の天候によると、気温は北日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。主な気象観測地点である 帯広・釧路・根室では月平 均気温の高い方からの 1 位を更新し、小樽・札幌では月平均気温の高い方か らの 1 位タイを記録した。 降水量は西日本日本海側と沖縄・奄美でかなり少なく、西日本太平洋側で少なかった一方、北・東日本日本海側で多くなった。日照時間は全国的に多く、特に北・西日本日本海側と北・東・西日本太平洋側でかなり多かった。  さて、THI測定地点での10月のTHI推移は、 宮崎市の10月平均気温は19.3℃(平年差-0.7℃)で平年並、 降水量は 平年と 比べて かなり少なかった 。月始めに最高THIが72を超える日が数日あったが、その後は ストレスの無い状態が継続したものと思われる 。 秋田市の10月平均気温は15.2℃(平年差+0.7℃)と高く、 降水量 は 平年比 164 % とかなり多かった。月の始めに2回ほど最高THIが72を超える 日 があったものの、 ストレスの無い状態が継続したものと思われる 。 大樹町の10月の平均気温は10.6℃(平年差+1.2℃)でかなり高く、降水量は 平年比99%と平年並。今月は暑熱ストレスの無い状態であった。 標茶町の10月の平均気温は10.0 ℃(平年差+1.1℃)で かなり 高く、 降水量 は 平年比126%と多かった。 今月は暑熱ストレスの無い状態であった。 興部町の10月の平均気温は10.9 ℃(平年差+1.6℃)で かなり高く、 降水量 は 平年比131%と多かった。 今月は暑熱ストレスの無い状態であった。    これらの結果を見ると、昨年...

2023年9月のTHI推移(北海道)

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   今月も宮崎・秋田編と北海道編とに分割してお伝えしているが、これからは北海道編である。  全国の気象概況は、宮崎・秋田編に記載しているので参照してもらいたい。  さて、2023年9月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 大樹町の9月の平均気温は19.1℃(平年差+3.4℃)でかなり高く、降水量は 平年比84%と少なかった。 大樹町の平均THIを見ると今月はほぼ暑熱ストレスの無い状態であり、最高THIを 示す日中を除くと、概ね暑熱ストレスの無い状態であった。 昨年との比較では、上・中旬で平均THIがかなり上昇している。今年は9月中旬まで 昨年よりも猛暑であったことが分かる。 標茶町の9月の平均気温は18.9 ℃(平年差+3.6℃)で かなり 高く、 降水量 は 平年比 168%と多かった。 平均THIを見ると、月を通してほぼ暑熱ストレスの無い日が続いていたが、下旬には 最高THIでもほぼ70以下を示し、日中でも暑熱ストレスが無い。 昨年との比較では、月を通して平均THIがかなり上昇している。今年は昨年よりも はるかに猛暑であったことが分かる。下旬も差が大きいものの、暑熱ストレスは ほぼ無い状態である。 興部町の9月の平均気温は18.3 ℃(平年差+2.7℃)で かなり高く、 降水量 は 平年比78%と少なかった。 興部町では、上・中旬にときどきTHIが軽度ストレスを示すことがあったものの、 ひと月を通して暑熱ストレスの無い日が続いたものと思われる。 昨年との比較では、上・中旬で平均THIが上昇しているのが分かる。道内他地域 と同様に、下旬には昨年との差が少なくなり暑熱ストレスの無い季節となった。  以上のように、今年は統計開始以来の記録的な高温であったが、9月下旬ともなると昨年より気温が高いとはいえ、北海道では暑熱ストレスについてはほぼ無縁な...

2023年9月のTHI推移(宮崎・秋田)

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     酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年9月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年9月の天候によると、暖かい空気に覆われるとともに、南から暖かい空気が流れ込みやすい時期があったため、 気温は全国的にかなり高く、東・西日本では記録的に高かった。 1946 年の統計開始以降で9月として東・西日本では1位の記録的 な高温となった(東日本では8月に引き続き)。 降水量は前線や低気圧の影響を受けにくかったため、西日本太平洋側ではかなり少なかった。 日照時間は前線や低気圧の影響を受けにくかった東・西日本太平洋側と 太平洋高気圧に 覆われて晴れた日が増加した 沖縄・奄美で多かった。    今月も宮崎・秋田編と北海道編とに分割してお伝えする。   まず宮崎・秋田の、THI測定地点での9月のTHI推移は、 宮崎市の9月平均気温は26.7℃(平年差+2.0℃)で平年並、 降水量は 平年と 比べて かなり少なかった 。ひと月を通して平均THIが75~80程度 であり軽度 から強度の ストレスが継続したものと 考えられる。 宮崎では、8月と同様に昨年の9月と比べても大きな変化がなく、例年通りの 暑熱対策が施されていれば対応できたのではないかと思われる。 秋田市の9月平均気温は24.2℃(平年差+3.2℃)とかなり高く、 降水量 は 平年比 180 % とかなり多かった。月前半に最高THIが79を超える 強度 ストレスの日 が数日 あり、秋田市の9月としてはかつてないほどの 暑熱ストレス があった だろうと 想像 できる。 だが、 下旬には平均THIが70を下回り暑熱ストレスの少ない状態となった。 19日は計測器不調により欠測。 8月と同様に、 上・中旬には THIが大きく上昇しており強...

2023年8月のTHI推移(北海道)

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   酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年8月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。    今月は、宮崎・秋田編と北海道編とに分割してお伝えしているが、これからは北海道編である。  全国の気象概況は、宮崎・秋田編に記載しているので参照してもらいたい。    さて、北海道内THI測定地点での8月のTHI推移は、 大樹町の8月の平均気温は22.3℃(平年差+3.5℃)でかなり高く、降水量 は平年比79%と少なかった。 大樹町の平均THIを見ると暑熱ストレスの無い日は約10日程度、最低THIは 73を超える日が多く、概ね軽度ストレスが継続していた。 ただし月後半には最高THIが80を超える日が多く、日中は強い暑熱ストレス があったものと考えられる。 昨年との比較では、月初と後半とで平均THIがかなり上昇している。 やはり今年は、昨年よりもはるかに猛暑であったことが分かる。 標茶町の8月の平均気温は21.9 ℃(平年差+3.5℃)で かなり 高く、 降水量 は 平年比73%と少なかった。 大樹町同様に標茶町でも、平均THIを見ると暑熱ストレスの無い日は 約10日 程度 、最低THIは73を超える日が多く、概ね軽度ストレスが継続していた。 また、月後半には最高THIが80を超える日が多く、日中は強い暑熱ストレス があったものと考えられる。 昨年との比較では、月初と後半とで平均THIがかなり上昇している。 大樹町と同様に今年は、昨年よりもはるかに猛暑であったことが分かる。 興部町の8月の平均気温は21.7 ℃(平年差+2.9℃)で かなり高く、 降水量 は 平年比177%とかなり多かった。 興部町では、上旬後半から中旬前半にかけてTHIが低く推移しストレスの 少ない日が続いたものと思われる。しかし、道内他地域と同様に月後半には 気温が上昇し、軽度ストレスを受ける日が続...

2023年8月のTHI推移(宮崎・秋田)

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   酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年8月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年8月の天候によると、 気温は北・東・西日本でかなり高く、北日本と東日本では1946 年の統計開始以降、8 月として 1 位の高温であった。降水量は台風6号・7号の影響で沖縄・奄美でかなり多く、 東・西日本太平洋側で多かった。一方、東日本日本海側で かなり少なく、北日本日本海側と北日本太平洋側で少なかった 。日照時間は 北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側で多かった 。  今月は、宮崎・秋田編と北海道編とに分割してお伝えする。   まず宮崎・秋田の、THI測定地点での8月のTHI推移は、 宮崎市の8月平均気温は27.8℃(平年差+0.2℃)で平年並、 降水量は 平年比345 % とかなり多かった。ひと月を通して平均THIが75~80程度 であり軽度から強度のストレスが継続したものと 考えられる。 宮崎では、昨年の8月と比較して大きな変化がなく、例年通りの 暑熱対策が施されていれば対応できたのではないかと思われる。 秋田市の8月平均気温は30.0℃(平年差+5.0℃)とかなり高く、 降水量 は 平年比 13% とかなり少なかった。ところどころ最高THIが90を超える 超強度ストレスの日 が あり、 秋田では過去に経験したことのないような 暑熱ストレスがあった だろうと 想像できる。現状の対策では不足と 感じ られたかもしれない。 昨年と比較して今年はTHIが大きく上昇しており強度の暑熱ストレスが継続 した。この状況が来年も続き、これが当たり前になるようなら、更にレベル アップした暑熱対策が必要になってくる。   冒頭に記載した通り、今年の 北日本と東日本では1946 年の統...

2023年7月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 全国の観測地点のTHIデータモニタリング結果を、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年7月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年7月の天候によると、気温は北・東日本でかなり高く、西日本と沖縄・奄美で高かった。降水量は北・東・西日本太平洋側で少なかった。日照時間は北・東日本太平洋側と東日本日本海側でかなり多く、北日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。1946 年の統計開始以降、北日本では7月として1位の高温となった。  さて、THI測定地点での7月のTHI推移は、 宮崎市の7月平均気温は28.2℃(平年差+0.9℃)で高かった、 降水量は 平年比 99 % と平年並。上旬後半以降、平均THIが80前後、最高THIが85 を 示すように なり 強度のストレスを受けていたと考えられる。梅雨時期開始前から最大の 暑熱 対策を 実施できるよう準備 しておかなければならない ことが分かる。 秋田市の7月平均気温は24.9℃(平年差+1.5℃)でかなり高く、 降水量 は 平年比 213% とかなり多かった。上旬から最高THIが80を超える 日が あり、 下旬 には 平均 T HIでも80程度で推移した 。梅雨とともに暑熱ストレスが大きく なっていることが 分かる。早め早めの 暑熱対策の準備が 必要だ。 大樹町の隣の広尾町の7月の平均気温は21.0℃(平年差+4.4℃)でかなり高く、 降水量は平年比59%と少なかった。 大樹町では、上旬から中旬にかけては日中に軽度ストレスがある程度であったが、 下旬には気温が急上昇して平均THIでも80近くを示すようになり、やや強い ストレスがあったものと見られる。 標茶町の隣の釧路市の7月の平均気温は20.0 ℃(平年差+3.9℃)で かなり 高く、 降水量 は 平年比94%と平年並だった。 大樹町同様に標茶...

2023年6月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。  昨年10月でモニタリングを中止していたが、府県では先月(5月)より再開し、6月からは北海道のデータを含め、全国の観測地点のTHIデータモニタリングを再開し、今後の暑熱対策の参考として情報提供していく。   さて、2023年6月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。  その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年6月の天候によると、気温は北・東日本でかなり高く、西日本で高くなった。降水量は東日本日本海側と東日本太平洋側でかなり多く、北日本日本海側と北・西日本太平洋側で多くなった。日照時間は北日本太平洋側で多くなった。北日本では1946 年の統計開始以降、6月として1位の高温となったとのことだ。  さて、THI測定地点での6月のTHI推移は、 宮崎市の6月平均気温は23.5℃(平年差+0.3℃)で平年並、 降水量は 平年比 113% と多かった。下旬後半には最高THIが80以上、平均THIが 73以上を 示すようになり 軽度 ストレスを受けたと考えられる。 5月では まだ月間通して ストレスの ほぼ無い 状態であったと思われたが、 6月に なったら梅雨が始まる までに、すぐにでも暑熱 対策を実施できるよう にしておかなければならない ことが分かる。 秋田市の6月平均気温は21.2℃(平年差+1.6℃)でかなり高く、 降水量 は 平年比93% と平年並。この時期の秋田では最高THIが80以上 の日が 数日あったが、平均THIを見る と月末には75前後となったものの、ひと 月 通して 暑熱ストレスはほとんど無いと 思われる。 しかしながら、7月になると気温が高く梅雨で湿度も上がってくるので暑熱対策の準備 を進めておくことは必要ではないか。 大樹町の隣の広尾町の6月の平均気温は15.8℃(平年差+3.1℃)でかなり高く、降水量 は平年比37%と少なかった。 大樹町では、月末にかけて最高THIが常時70を超えるよ...

2023年5月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。  昨年10月でモニタリングを中止していたが、府県ではそろそろ春が終わり梅雨の時期となっていくことから、モニタリングを再開し今後の暑熱対策の参考として実績を整理し情報提供していく。  さて、2023年5月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。  その前に、全国の気象概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した2023年5月の天候によると、気温は北日本で高くなり、降水量は北日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり少なかった一方、西日本日本海側でかなり多くなった。日照時間は北・東日本日本海側と北・東・西日本太平洋側で多かった。  さて、THI測定地点での5月のTHI推移は、 宮崎市の5月平均気温は20.3℃(平年差+0.0℃)で平年並、 降水量は平年比59%と少なかった。月間通して最高THIが 80を超える ことがほぼ無く、平均THIも月末に2日間だけ75以上となったが、 概ね70未満で推移した。よってこの時期はまだ月間通してストレスの ほぼ無い状態であったと考えられる。6月になると梅雨時期となるので そろそろ暑熱対策の準備を進めておくことが必要ではないかと思う。 秋田市の5月平均気温は15.4℃(平年差+0.2℃)平年並み、 降水量は平年比152%と多かった。この時期の秋田では最高THIが 75以上の日が数日間だけであり、 暑熱ストレスはほぼ無いと思われる。 東北地方の梅雨入りはまだ先になると思われ、暑熱対策準備も もう少し先でも支障がないかと思う。    西日本ではこの時期、暑熱対策の用意を始める必要があるだろう。本格的に気温・湿度が上昇する前に施設の点検や機器が正常に作動するかなどの確認を行っておくことが必要ではないか。  東北での暑熱対策はまだ先のことになるが、6月中には前もって各種点検を行うと良いのではないか。  北海道 の平均気温は秋田市よりも2~5℃程度低く、暑熱対策が必要となる気温・湿度ではないので、モニタリング結果の情報発信は次...

10月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、73-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。  前月に引き続き、10月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。  なお、北海道は先月の実績確認で終了しており、今月は府県のみの実績確認とする。 その前に、10月の全国概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した10月の天候によると、気温は東日本で低く、全国的に気温の変動が大きくなった。降水量は東日本・西日本ともに少なかった。日照時間は西日本で多かった。 さて、THI測定地点での10月のTHI推移は、 宮崎市の10月平均気温は20.2℃(平年差+0.2℃)で平年並、 降水量は平年比44%と少なかった。月間通して最高THIでも 80を超えることが無く、平均THIは月始めに73程度を示したものの、 その後は概ね70未満で推移したことから、月間通してストレスの 多くない状態であったと考えられる。 栃木県宇都宮市の10月平均気温は16.0℃(平年差-0.7℃)と 平年より低く、降水量は平年並であった。 10月始めの4日間を除いては、最高THIでも70を超えることが殆ど無く、 ストレス無しの状態で経過したと思われる。 秋田市の10月平均気温は14.2℃(平年差-0.3℃)平年並み、 降水量は平年比103%と多かった。 栃木の例と同様に、月始めだけがやや暑い日があったが、 月を通して最高THIでも70未満であり、暑熱ストレスは無いと思われる。  さて、これらの結果より、栃木・秋田において10月になると、宮崎でも10月後半になると、暑熱ストレスの影響が殆ど無い状態となることがはっきりしたので、今月をもって、今年度のTHI推移実績報告は終了する。 次年度は、気温が上昇する前の4月より、まず府県の実績報告から再開することとしたい。    今年報告した実績結果を、次年度の暑熱対策についての判断材料のひとつとして見ていただければ幸いである。

9月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、72-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。  前月に引き続き、9月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。    その前に、9月の全国概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した9月の天候によると、全国的に平均気温が高く推移した。また、降水量は西日本日本海側と東・西日本太平洋側で多く、北日本日本海側と太平洋側では少なかった。東日本日本海側は、平年並みだった。  北日本では、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、北日本日本海側の月間日照時間はかなり多かった。  東・西日本では、上旬は前線や湿った空気、台風第 11 号の影響を受けやすく曇りや雨の日が多かった。中旬の終わりは台風第 14 号の影響で大雨や大荒れとなった所があり、下旬 の前半は台風第 15 号の影響で東日本太平洋側を中心に記録的な大雨となった所があった。 さて、THI測定地点での9月のTHI推移は、 宮崎市の9月平均気温は26.0℃(平年差+1.3℃)で平年より高く、 降水量は平年比164%と多かった。平均THIが月間通して 70~80を推移していたが、前半はやや強度、後半は軽度の ストレスがあったと考えられる。 栃木県宇都宮市の9月平均気温は23.6℃(平年差+1.2℃)と平年より高く、 降水量は平年比135%と多かった。この1か月間の平均THIは 前月同様70~80の間にあり、時々、最高THIが80を超え、 強度ストレスがあったものの、月の終わり頃になると、 ほぼストレスを感じることが無い状態であったと思われる。 秋田市の9月平均気温は22.3℃と平年より高く、降水量は平年比81%と 平年並み、日照時間は平年比123%と平年より多かった。 月の始めには最高THIが80を超え、強度ストレスの日があったが、 概ね軽度ストレスの日が続いた。月の後半には最低THIが70を下回っていて 夜間のストレスはほぼ無かっただろうと推測される。 大樹町の隣の広尾町の9月平均気温は17.8℃(平年差+1.2℃) であり平年より...

8月のTHI推移

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  酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、72-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。  前月に引き続き、8月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。  その前に、8月の全国概況を振り返ることにしよう。  気象庁が公表した8月の天候によると、西日本では平均気温が“平年差の高い記録”を更新するほどの高温であった。また、降水量は北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側では多かった。北海道太平洋側と東北日本海側では、平年と比べて最も多い降水量を記録した。  また夏季間(6~8月)を通して、東日本・西日本で平均気温はかなり高く、西日本では統計開始以来最も高い気温を記録した。降水量は、8月を中心に繰り返し低気圧や前線の影響を受けた北日本の日本海側と太平洋側で、かなり多かった。 さて、THI測定地点での8月のTHI推移は、 宮崎市の8月平均気温は29.2℃(平年差+1.6℃)でかなり高温で、 降水量は平年比15%とかなり少なかった。平均THIが月間通して ほぼ80程度であり、強度ストレスの状態が続いたと思われる。 栃木県宇都宮市の8月平均気温は26.6℃(平年差+0.6℃)と高温で、 降水量は平年比45%とかなり少なかった。ひと月通して平均THIは 70~80の間にあり、上旬には最高THIが80を超え、たびたび 強度ストレスを受けたが、その後はおおむね軽度ストレス状態の日が 多くなってきたように思われる。 秋田市の8月平均気温は25℃と平年並み。降水量は平年比181%と 非常に多く、日照時間は平年比68%と非常に少なかった。 平均THIを見ると月の始めには強度ストレスの日が多かったが、 お盆を境に徐々に低下した。ただ、最高THIを見ると中旬過ぎまで 80を超える日が多く、昼間のストレスは強かったと思うが、 最低THIが月後半には70を下回り夜間のストレスは ほぼ無かっただろうと推測される。 大樹町の隣の広尾町の8月平均気温は19.8℃(平年差+1.2℃) であり高かった。また、降水量は平年比186%と非常に...