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2022 展示圃場観察日記(18)

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  〈8月22 日〉  2番草の刈取りからお盆を挟んで2週間経ちました。  7月下旬から8月のお盆位までが札幌(北海道)の“盛夏”ですから、天気が良ければ日差しも強くかなり暑い日もありましたが、昨年に比べると曇天雨天がそれなりにあり、比較的過ごしやすい札幌でした。従って、展示圃場の3番草にも水撒きは1回もしていません。 いつもの位置から観た様子  アルファルファの既存株の再生部分の草丈は既に50~60cm。ペレニアルライグラスはやはり昨年と比べて元気が無いのか、草勢弱く目立ちません。  今迄見てきた1番草刈取り後に移植した苗ですが、いつものアングルから観ると、左上のアルファルファ(黄色の囲み)と右下の赤クローバー(赤色の囲み)は頭上を覆っていた既存の2番草が刈り取られて日当りを確保したのか、少し生育が進んだようです。右上のアルファルファ(黄色の囲み)は相変わらず寂しいですが…。  こちらは、2番草刈取り後に移植したアルファルファの苗です(黄色の囲み)。まだ小さい株ですが、何とか根付いてがんばっています。でもまた、間もなく既存株の3番草に覆われてしまう・・・。

2022 展示圃場観察日記(17)

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〈8月5 日〉  札幌は7月下旬後半から盛夏の候、真夏の陽気となりました。  今週は8/1(月)から8/2(火)にかけて荒れた天気で、結構な風雨となりました。そして本日は晴天ですが風があって過ごしやすい。  暫く業務の都合で…(否、暑くてその気になれず…)、2番草の刈取りが伸びていまして、1番刈取りは6/27だったので本日で39日目。丁度良いか?ということで午前中涼しい内に刈取りすることにしました。  いつもの位置から観た今朝の様子。ケレスの花はまだまだ一杯ですが見頃は過ぎて花も散り加減。   アルファルファの草丈は80~90㎝台。ペレニアルライグラスは出穂茎が殆どないので姿が見えません。それと今シーズンは赤クローバがなかなか開花しません。今日も蕾を一つだけ確認。  さて、1番草刈取り後に移植した苗はどうなったでしょうか? 右側下に赤クローバの株が何とか判りますが(赤色の囲み部分)、周りの既存株に埋もれてしまいよく判らなくなってしまいました。  そして2番草刈取りです。  いつものように手刈りで5.3㎡の圃場を全部刈り取って全生草重量を図ります。鎌研ぎをさぼっていたので、切れない鎌で四苦八苦…。  今回刈り取った2番草の総重量は7.50㎏。計算上、反収は1,418kg/10aと昨年の倍近い収量となりました。  昨年は盆明けの8月17日に刈りましたが778㎏/10aと少な目でした。何と言っても、昨年は2番草生育期に当たる6月末から7月末までのほぼ1カ月間雨が降らずの大干ばつでした。  刈取り後は、1番草刈取り後の時と同様に、あらかじめ育苗しておいたアルファルファ 「ケレス」の苗を、目立った裸地に移植しました(黄色の囲み部分)。  既存株が頭上を遮る前に定着できるか?  最後に追肥。春・1番草収穫後と同じ<8・8・8>を適量振って、久しぶりに水撒きを行い本日の作業は完了です。

7月のTHI推移

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 酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。  前月に引き続き、7月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。 THIとストレスの関係は、    72以下(ストレス無し)、72-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度) という基準で判断している。 本格的な夏を迎え、連日30℃超えとなり雨が降る日が多い月だった。 ひと月を通して強度のストレスを受けることが多くなっていたと思われる。 月初、月末は猛暑であった。ひと月を通して、雨が降る日の多い月で あった。猛暑時は最高THIが85前後を示し強いストレスを受けた。 猛暑時以外は、ストレス無し~軽いストレスだったと思われる。 雨降りの多いひと月だった。気温は30℃前後で推移することが多く、 ひと月通して比較的軽いストレスで済む日が多かったようだ。 上旬、中旬は毎日のように降雨があり気温は低く推移した。下旬になり 天気が回復し夏日が多くなったが、軽いストレスで済んだようだ。 月初、月末に30℃を超える日があったが、 比較的低温の日が多く、降雨も少なかったようだ。 乳牛の環境としては概ね良好でストレスは少なかったと思われる。 雨の多い月であった。月初、月末に高温の日があったが、 長続きせず比較的過ごしやすい気温で推移したようだ。 そのため標茶町と同様、ストレスは少なかったと見られる。