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哺乳作業のカイゼン例

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 哺乳作業は哺乳のタイミングとミルクの温度を考えながら行なう必要があります。 しかし、子牛の頭数が増えると作業も煩雑になり、作業効率も低下しがちです。 そんなときは哺乳びんホルダー(1個3,000円ほど)を使うのも有効です。  見てのとおり作業者が哺乳びんを持つ必要がなく、人の気配に敏感な子牛も安心しながらミルクを飲んでいます。  この牧場では哺乳作業は1人で実施しています。  今までは作業者が哺乳びんを手に持って子牛1頭づつ哺乳していました。しかし、哺乳びんホルダを使用し、すべての子牛に同時に哺乳する作業形態としたところ、作業時間は以前の1/3(9頭哺乳で1時間半 が30分に)と大幅に作業時間を短縮することができました。  また作業時間の短縮によるミルクの温度低下の改善や人の気配に敏感な子牛に対する哺乳促進にもつながりました。 最後に・・・  この牧場では、今回、哺乳道具一式を収納するラックを設置しました。  この整理整頓より、「どこに」、「どれが」、「どれくらい」あるかが一目瞭然となり、収納管理と作業効率が向上するだけではなく見た目も良くなりました。  今回は、ちょっとした気付きと行動力があれば、少ない投資でも作業効率をカイゼンできるという一例でした。

冬期における子牛飼養環境の改善対策(北海道版)

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  ※ はじめに、今回の内容は北海道に限定されることをご承知下さい。    農林水産省は平成26年より「乳用牛ベストパフォーマンス実現会議」を開催しています。  これは乳用牛資源の確保と生産性向上を目的とした、乳用牛の増頭および泌乳能力や繁殖成績を最大限に発揮させようとする取組みです。  この主旨に添って北海道の状況を鑑みると、北海道特有ともいえる冬場の子牛事故率の高さが注目されます。 ●北海道における子牛事故の実態  北海道NOSAI・家畜共済実績によると、乳用牛の胎子・子牛の死廃事故は45,568頭(平成26年度実績)に及ぶことが報告されています。また、(公社)北海道酪農検定検査協会が調査した北海道における分娩月別の死産率をみると、厳冬期(12月~3月)の死産率が高い傾向にあることがわかります(図1)。 このことから子牛の死廃事故を低減させること、特に冬期間の死産率を低下させることが乳用牛資源の確保につながると言えます。 図1 北海道における分娩月別死産率(平成26年) ●北海道における冬期間の子牛事故の特徴と対策  ウシは比較的寒さに強い動物と言われますが、子牛の場合は、ルーメンが発達していないためルーメン内の醗酵熱が得られない、被毛が薄い、皮下脂肪が少ないなどの理由から成牛のように寒さに強くありません。乳用牛の限界温度の下限は、搾乳牛-20度、乾乳牛-14度、育成牛-5度、哺育牛+13度とも言われ、厳冬期に産まれたばかりの子牛が濡れた状態で冷気にさらされると、急激な体温低下で死亡するケースも少なくありません。 よって分娩時には出生子牛の体を“乾かす”、“暖める”、“保温する”といった対応を行なうことが子牛の事故防止につながります。 ●「冬期子牛飼養環境向上支援事業」の利用状況  分娩直後の子牛の寒冷ストレスは北海道の酪農家に共通する課題であり、冬場の子牛の事故率を低減させることは北海道の酪農家共通の目的と言えます。  このためホクレン農業協同組合連合会は、酪農家段階での「分娩時」および「分娩直後」の子牛の飼養環境向上により子牛事故(死亡・疾病)を防止することを通じて酪農家の所得向上と後継牛を確保する目的に、「冬期子牛飼養環境向上支援事業」を実施しています。 詳細は下の事業概要を参照下さい。 ホクレン冬期子牛飼養環境向上支援事業の概要 そしてこの事業の...

カーフウォーマー使用レポート(興部町)

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 平成28年度からホクレンが実施している「ホクレン酪農生産基盤強化対策事業」を利用してヒーター付き子牛加温装置(カーフウォーマー)を導入した酪農家の使用状況を見学してきたのでレポートします。 平成28年11月に購入、FRPウチヤマ製(帯広、移動用カート付き)約10万円 カーフウォーマーのセラミックヒーターをオンにして準備 分娩後の子牛を乾草で拭く カーフウォーマー内部、子牛の腹部から暖める構造 直ちに子牛を入れる 通気口から中の暖かさを感じる 赤外線ヒーター付きハッチに移動  子牛はカーフウォーマーにほぼ半日入れ、体が乾いたらカーフハッチへ移す。  畜主が語るカーフウォーマーの効果は下記のとおり   ① 子牛をハッチに移した際、震えなくなった      (寒さで体温が奪われることが無くなった)   ② ハッチに移してから初乳の“飲み”がよくなった   ※ 下痢等への効果については今後確認していく