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7月, 2018の投稿を表示しています

ケレス展示圃場の状況(その3)

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一週間前(7/4)、悪天のためなかなか収穫できなかったケレスⅠ番草を刈り取ったところ、”長雨と刈り遅れによる倒伏により地際が蒸れ、株が倒伏腐敗しかけた状況”になってしまったことをブログに掲載しました。 その記事はコチラ 赤マルが倒伏腐敗しかけた株 そのときは、とりあえず化成肥料を散布し様子をみることにしたのですが、あれから一週間が経ち、先ほどその様子を見てきました。 ケレス展示圃場(7/11)の様子 一週間前、茶色く変色し弱々しくなっていたペレニアルライグラスの株から、ちゃんとⅡ番草が成長し始めてくれていました。 Ⅱ番草が伸びはじめたペレニアルライグラス(7/11) Ⅰ番刈り取り後のペレニアルライグラスの株(7/4) ケレスの株も一週間前とは見違えるほど草丈が伸びました。 今日(7/11)のケレスの株 一週間前(7/4)のケレスの株 一時は完全に腐敗してしまうのでは…と心配しましたが、これで安心しました。 例年だとⅡ番草の収穫は8月上旬。 それまで、どれくらい成長するか楽しみです。

ケレス展示圃場の状況(その2)

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昨日、札幌市東区苗穂町にあるアルファルファ・ケレスの展示圃場が長雨と収穫遅れから倒伏してしまったことをブログに投稿しました。 長雨と収穫遅れにより倒伏してしまったケレス圃場 その記事はコチラ ブログ投稿を終えた直後、奇跡的に雨が止んだので早速刈り取りを実施しました。 ※よって例年のように収量調査をする余裕はありませんでした。 雨の止み間に刈取りを実施 そして、刈取りを終えた圃場をよく見てみると、黄色く変色している箇所がありました。 赤マルの部分が変色箇所 その変色箇所はペレニアルライグラスの株でした。 変色してしまったペレニアルライグラスの株 ちなみにケレスの株もペレニアルライグラスほどではないものの、弱々しい色になっていました。 弱々しい色に変色したケレスの株 やはり、長雨と刈り遅れによる倒伏により地際が蒸れ、株が倒伏腐敗しはじめた状態だったのでしょう。 とりあえず化成肥料を散布し様子をみることにしましたが、今回の刈り取りタイミングを逃し、あと数日刈り取りが遅れていたら完全に枯死してしまっていたと思われます。 今回は、牧草収穫は“早め!早め!”の行動が肝心だということを痛感した事例でした。 ※牧草収穫に限らず、何事も早めの行動が肝心なんですが… f^^;

ケレス展示圃場の状況

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札幌市東区苗穂にあるアルファルファ・ケレスの展示圃の今日( 7/4 )の様子です。 完全に倒伏してしまっています 例年なら開花期となる 6 月下旬に収穫(昨年は 6/27 、一昨年は 6/23 )するのですが、今年は悪天続きで収穫のタイミングを逃し、このような状態になってしまいました。 この状況が続けば、蒸れの影響等により今後の成育も心配される状況です。 雨露の中に咲くケレスの花 今年 6 月、札幌市は降雨が続き月間降水量は 3 倍に達したと言います。 札幌管区気象台による石狩管内各地の降水量は以下のとおり。 ・支笏湖畔    222.0 ミリ(平年比 1.9 倍) ・千歳市     174.5 ミリ(平年比 2.1 倍) ・恵庭市島松   170.0 ミリ(平年比 2.7 倍) ・札幌市中央区  141.5 ミリ(平年比 3.0 倍) ・江別市     134.0 ミリ(平年比 1.9 倍) ・新篠津村    113.5 ミリ(平年比 2.1 倍) ・石狩市     109.5 ミリ(平年比 2.3 倍) この状況は石狩管内に留まらず、北海道内各地で同様の傾向がみられるといいます。 また直近では北海道に停滞している前線の影響により、上川、空知、石狩管内を中心に猛烈な雨が降り、河川の氾濫や浸水、土砂崩れが発生しています。 これら悪天による農作物への被害が少しでも少ないことを願いたいものです。