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5月, 2022の投稿を表示しています

2022 展示圃場観察日記(8)

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  〈5月25日〉  5月も下旬となり、陽気も大分暖かく、というよりは初夏のような本日です。  前回5月17日から8日目の展示圃場の様子は、尚一層緑が充実してきました。  アルファルファケレスの草丈も最も高いのは50cmを超えました。植生割合はペレニアルライグラス40%,アルファルファ30%,クローバー5%,雑草5%,裸地20%といったところ?  裸地が目立たなくなってきたのは良いのですが、追播したケレスの新芽が先輩たちに負けないか心配です。  以前の同アングルの写真と比べて観て下さい。  春からの経過と比較すると、融雪後から春先の生育の勢いはペレニアルライグラスが勝っていましたが、5月中旬以降アルファルファの生育が勝っているようです。    ところで、先日紹介した構内の藤ですが、ここ数日、見頃を迎えています。  たわわに咲く藤色の花と緑で藤棚が埋め尽くされました。

南十勝の牧草地の様子

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  5月24日の南十勝 牧草の生育状況を確認してきました。 更新後7年経過した圃場です。 よく管理され良い植生を維持しています。 今年も旱魃気味のため、マメ科が元気です。 チモシーも負けずに頑張っています。

南十勝のデントコーン圃場の様子

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  南十勝のデントコーン圃場を見てきました。 4月26日播種のマルチ圃場 播種直後、強風が吹き荒れマルチの一部が剥がれてしまいました。 被害の大きい牧場ではマルチのやり直しも行ったようです。 現在6葉期 5月6日播種の露地圃場 現在3葉期

2022 展示圃場観察日記(7)

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  〈5月17日〉  5月も半ば、陽気も大分暖かくなりましたが今年は春風が強い日が多いようで…。  前回5月12日から5日目の展示圃場の様子はというと…、全体的に随分緑が充実してきました。  5月6日や12日の同アングルの写真と比べて観て下さい。  ペレニアルライグラスの生育度合いもさることながら、アルファルファやクローバーの既存株の生育も著しい。  昨年の様子と比較すると(2021 展示圃場観察日記(3))ほぼ昨年同時期の様子に追いついた感じです。  ペレニアルライグラスは負けているが、アルファルファは勝っている?  融雪の2週間くらいの遅れをもう取り戻しました。  話は変わりますが、構内の藤が開花しました。開花は週末土日頃だと思います。  本来藤は日本の固有種ですが自生は本州迄で、元々北海道にはありませんでした。  開花期間は2週間程度。本州では4月中旬頃から5月初旬が花の見頃ですが、北海道では5月下旬が見頃になるそうで、これからが楽しみです。

2022 展示圃場観察日記(6)

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  〈5月12日〉  月・火・水は晴天でしたが、今朝の札幌は曇天でやや冷涼。  だいぶん緑が増えました。  いつもの定点観測のペレニアルライグラスの株。隣のアルファルファやクローバーも生育が進んできました。 4/20裸地の一角に追播したアルファ・ケレスの発芽(だと思う)。  

2022 展示圃場観察日記(5)

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〈5月9日〉    飛び石連休最後の週末は風は強いものの好天でした。少々旱魃気味なので水撒き実施。  いつものアングル。  構内の枝垂れ桜が開花しました。今日は快晴!

2022 展示圃場観察日記(4)

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  〈5月6日〉  ゴールデンウイーク中日、前回4月28日から数えて8日目になります。桜も大分散りました。どうも今年のゴールデンウイークの札幌は天気に恵まれず、曇天強風で肌寒い日ばかり。さて、展示圃場の様子はというと…。  前回の同アングルの写真と比べて観て下さい。  ペレニアルライグラスの生育ぶり!4月中には気付かなかったアルファルファやクローバーもあちこちから顔を出しました。

2022 展示圃場観察日記(3)

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〈4月26日〉  週末に構内のエゾヤマザクラが開花。数日で満開になりました。牛の親子も楽しそう!    6日間のペレニアルライグラスの成長は早い!  そのとなりの赤クローバーも大きくなってきました。 〈4月28日〉  融雪後2回ほど降雨があったものの、たいした雨量でもなく、やや干ばつ気味か?  日照はあるものの、春風が強く、気温はまだ低めで推移。  定点観測のアルファルファ・ペレニアルライグラス・クローバー。  アルファルファに比べて越冬ペレニアルライグラスの発育はたくましい。  明日からゴールデンウィークです。少し観察期間が空きますが、その後の変化が楽しみです。

2022 展示圃場観察日記(2)

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〈4月20日〉  ここ数日でようやく完全に雪が解けて、展示圃場の地面が現れました。  こうなるとあとは早い!  アルファルファやペレニアルライグラスが芽吹き出しました。 アルファルファ ペレニアルライグラス 〈4月22日〉  やはり昨年同様に、この時期は裸地が気になります。  そこで今年も追播しますが、種が古いせいか発芽率がかなり低下しているようです。ダメ元で、アルファルファ ケレスを大きめの裸地3カ所に‟手作業作溝法”で実施。春肥は‟できるだけ早く”ということで、今期は〈8-8-8〉を施用。肥料焼けしない程度に適量播きました。  4月20日と同じ位置の写真。2日分の成長具合を見て。 アルファルファ ペレニアルライグラス

2022 展示圃場観察日記(1)

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  札幌市東区苗穂にある 雪印メグミルク㈱「酪農と乳の歴史館」前にある『アルファルファ“ケレス”』展示圃場にも春がやってきました。  今年の冬は雪が多く、雪が解けて展示圃場の地面が現れるまで、昨年より半月も遅くなりました。  これから良い季節。今年も“ケレス”は飼料作物でありながら可憐な花を咲かせることでしょう。今年こそコロナ自粛が緩和され、 「酪農と乳の歴史館」に来館されるお客様にご覧に入れられることを切に願っています。 〈4月6日〉  今年の豪雪で、構内の除雪溜まりは例年以上の雪の山となりました。通路間際の展示圃場(杭で囲われた部分)もまだこのような有様。 昨年に比べて概ね2週間は遅い感じ  昨年は3月末に融雪は完了していて、アルファルファや赤クローバー、ペレニアルライグラスの越冬株がすでに芽吹いていました(昨年は平年比でもかなり早かった)。  それにしても、この冬の札幌の雪はひどかった。10年に一度あるかないかの大雪だったそうです。  参考までに、気象庁の公表データで今年と昨年の札幌の積雪深を比較してみました。12月中旬までに全く積雪は無かったのですが、12月17日に一日で50㎝も積もってからずっと平年を上回って、グラフからも今年の積雪がどれだけ多かったのかが分かります。昨年は逆に小雪でした。 出典:気象庁「過去の気象データ」  https://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/  を基に作図