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6月, 2022の投稿を表示しています

2022 展示圃場観察日記(13)

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  〈6月27日 その2 1番草刈取り〉  さて、倒伏したペレニアルライグラスの地際は大分蒸れてきていますし、これから数日間は悪天気になる予報なので、本日午後、急遽“1番草”の刈取りを実施しました。いつものように、併せて収量調査を実施。  小さな圃場なので坪刈りではなく全て刈取り、その重量を計測。  計算結果は 2,014㎏/10a でした。  昨年は、雨天続きのため7月9日に収穫し、結果は 2,183㎏/10a でした。  それに比べて減収となりましたが、大雪で春の融雪が例年よりかなり遅かったのと6月以降の低温を考慮すれば、昨年並みの収量があったことは“まずまず”といったところです。  今年は、“1番草”収穫後に、あらかじめ育苗したアルファルファ「ケレス」と赤クローバー「アレス」の苗を移植しました。 育苗の様子 右側:アルファルファ「ケレス」 左側:赤クローバー「アレス」 播種日:5月12日    目立った裸地に既存のアルファルファとペレニアルライグラスの株を避けつつ、苗を一掴みずつ植えました。上手く定着してくれれば良いのですが…。 1番草刈取り後の圃場の様子  

2022 展示圃場観察日記(12)

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  〈6月27日 その1〉  昨晩遅くから未明にかけてかなり雨が降りました。本日から明日以降も、天気は下り坂ということですが…。  気温は季節相応となり今週から半袖出勤。  アルファルファケレスは先週末から8分咲きとなり、これから満開、見頃となっています。    いつもの位置からの1枚。昨晩の雨でペレ二アルライグラスは大半が倒れてしまいました。  それでもアルファルファの花は鮮やかに、紫や白に交じって中間色ともつかない青い花もちらほら。紫と白の花は同じ株に混在しているようで、赤と白のクローバーの様に品種の違いがある訳ではありません。色の違いの理由は如何に?  その赤クローバーですが未だ全く開花しません。ようやく本日着蕾を一つ確認。昨年も咲き出したのは6月末でした。    周りの芝生に自生?している白クローバーは地面にへばりつくように開花していますが、ペレニアルライグラスの間にあるこの花は花茎を精一杯伸ばして頑張っています。 倒伏したペレニアルライグラスの間に、 外から混入したと見られる白クローバーが一輪      話は変わりますが、会社の中庭にあるローズゲートのバラが先週末から咲いています。

2022 展示圃場観察日記(11)

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  〈6月21日〉  本日は久しぶりに晴れて穏やかな天気です。  ちょっと初夏を思わせるような気温になりました。  6月16日に開花を確認したアルファルファケレスは今週に入ってその数を増やしてきました。これからが花の見頃です。  いつもの位置からの1枚。大分紫や白の花が目立ってきました。 草丈は100~110㎝。 昨年に比べるとやや低いか?  反対側から一枚。こちらはペレ二アルライグラスと赤クローバーの様子がよく判ります。 赤クローバーは草丈が70㎝に達していますが、未だ開花も着蕾もしていません。 ペレ二アルライグラスは殆ど出穂しそろそろ開花というところ。大分倒伏してきました。  下の写真は、例のフェストロリウムっぽい株の出穂茎で、もうとっくに開花しています。これはやはり周りのペレニアルライグラスとは少し違う。 前日(6月20日)に撮影  

2022 展示圃場観察日記(10)

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  〈6月16日〉  前回も触れましたが、5月末から6月に入って以降冷涼な日が続いています。  そんな気候にあっても、ここ展示圃場では、先週出穂し始めたペレニアルライグラスが本格的に出穂期を迎え、草丈1mに達したアルファルファケレスは今朝開花を確認しました。  北海道内各地でも今週から本格的にⅠ番草の収穫作業の時期となっていますが、やはりどこも天候が冷涼で牧草の生育が今一つのところが多いようです。特に飼料用トウモロコシはこのところの日照不足の地域は発芽遅延や生育不良が散見されています。全ての農作物のためにも今後の天候が好転し良いシーズンとならんことを願うばかりです。  いつもの位置からの1枚。大分草量が増えました。 位置を変えてもう一枚    昨晩からの雨風でペレの一団が倒伏。もう刈取り適期です。  そして、アルファルファケレスです。周りの瑞々しい緑の中に一輪紫のかわいらしい花が咲きました。   昨年の開花 は6月14日でしたので、3日遅れとなりますが、天候不順の影響か否かは判りません。  牧草であれば今が刈取り適期ですが、 当展示圃 では今年もケレスが満開になる迄刈取りしません。早く酪農と乳の歴史館にお客様がお見えになれば…。  参考までに、今年と昨年の札幌の日平均気温の推移を比較してみました。  やはり5月28日以降ずっと平年値を下回った日が続いているのが判ります。札幌の玉ねぎの作況も気になってしまいます。良い夏になって欲しい…。

2022 展示圃場観察日記(9)

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  〈6月7日〉  6月に入り、梅雨のない札幌は陽気も初夏のような…、といきたい時期ですが、 前回5月25日から約2週間・13日目の展示圃場は、それでも尚一層緑が充実してきました。  アルファルファケレスの草丈も最も高いのは90cmに達しています。ペレ二アルライグラスの出穂茎が70cm、赤クローバー40cmといったところ。  ですが、昨年6月10日は、ペレニアルライグラスの出穂茎が90cm、アルファルファ・赤クローバーは70~80cmでした。5月27日に雨が降った後、降水量が少なく曇天冷涼な日が続き、やや旱魃気味?その中で、昨年に比べてアルファルファが頑張っていますが、昨年は今頃もう着蕾していました。昨年はペレニアルライグラスも出穂始めでした。  昨年もそうでしたが、 昨年もそうでしたが、今年も一株だけあるフェストロリウムだけが 昨年より背が低いのに出穂 しています。 以前の写真と比べて観て下さい。  やはり春先の生育はペレニアルライグラスが勝っていましたが、5月中旬からアルファルファが旺盛です。  ところで5月中頃からこの時期になると、札幌の道端には野生種(野生化した?)赤クローバー=アカツメクサが綺麗なピンクの花を咲かせていますが、我が展示圃のアレスは晩生なので着蕾もしていません。  今朝の会社正門前の駐車場の赤クローバーです。こういうところに生えると「雑草」ですね。ギシギシが共生(競合)しています。  ウチの箱入り娘は文字通りオクテです。だからチモシーやオーチャードとも相性が良いんですね。