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7月, 2021の投稿を表示しています

2021 展示圃場観察日記(8)

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  刈取りと同時に、今年も収量調査を実施。 草ボウボウではコドラートでの坪刈りは出来ないので、全刈取り重と圃場面積で計算。 刈取り高に気をつけながら(概ね 10 ㎝)、鎌でガンガン刈っていきます。 結果は 2,183 ㎏/ 10a 。同じ刈遅れの昨年( 2,708 ㎏/ 10a )に比べ大幅な減収となりました。 前述のように、越冬株の若干の衰退と春先の追播の出芽が悪かったことによるようです。 ペレとは違う一団の根を調べました。 出穂期の穂の形や葉舌・葉耳の状況からシバムギ説も浮上しましたが、株化して地下茎が無いことから否定、前述のフェストロ説が肯定されました。 刈取り後はやはり裸地が目立ちます。 2 日後の 7 月 14 日に Ⅱ 番追肥( BB550 ( 5-15-20-5 ))を実施しました。 Ⅱ 番草は概ね 40 日後ですからお盆明け位ですが、様子を見ながら刈遅れないように行いたいと思います。 次回に続く・・・・・

2021 展示圃場観察日記(7)

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  7月になりました。ケレスの花は先週辺りが見頃のピークでした。 < 7 月 2 日>  晩生アカクロのアレスも一斉に開花。 < 7 月 5 日>   もうⅠ番の刈取りをしなければ・・・。昨年は 7 月 6 日でしたので、丁度在宅勤務の合間?となる今日(7月5日)を予定にしていましたが…、生憎朝から雨!で雨天順延。        強めの雨に当たって倒伏しています。            刈取りは次回出勤日の7月 9 日に順延としました。 < 7 月9日> そしていよいよ、7月9日ケレス展示圃場のⅠ番草の刈取り日となりました。    例年 6 月下旬の刈取りとなる苗穂展示圃のケレスⅠ番草ですが、昨年来コロナ禍で見学中止中の「酪農と乳の歴史館」にお客様をお迎え出来たら、アルファの青紫の花をご覧に入れたいとの思いから、昨年同様、満開を迎える迄刈取りを遅らせました。     しかし、それは叶わず、既にケレスの花も先週辺りの見頃も過ぎ、草丈も伸びて倒伏、同伴のペレ二アルライグラスも既に開花~結実したので、 5 日から雨天延期した本日に刈取りしました。   刈取直前の様子、花は未だ未だですが牧草的には既に刈遅れ! 終盤戦のアカクロアレスの追い上げ(生育)は著しく、草丈は優に1m超! 次回に続く・・・・・

2021 展示圃場観察日記(6)

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  今回は、ケレス開花の報告をした以降の変化を報告します。 < 6 月18日>   鮮やかな真紫の花と共にピンクと言うより純白に近い花も着きました。 ペレとは違う穂の一団。同僚と合議の末フェストロリウムに落着きました。 < 6 月 24 日>  紫と白の中間色=藤色の花も加わって…、 < 6 月 25 日>  満開までもう少し。ペレも出穂しきって、アカクロもようやく花盛り。 < 6 月 28 日>  そして満開!ここ数日好天の札幌では一昨日昨日の最高気温が 27 ~ 28 ℃となり、ケレスも一気に開花しました。多分この日が花盛りのピーク。 花壇もローズゲートも満開このとおり!一番佳い季節になりました。 コロナが無ければ「歴史館」来館のお客様にも楽しんで頂けるのですが…。 次回に続く・・・・・