7月のTHI推移

 酪農総合研究所では北里大学との共同プロジェクトを実施しており、全国の酪農家にご協力いただき、牛舎に通信型の温湿度センサー端末を設置して、THIをモニターしている。

 前月に引き続き、7月のTHIがどんな推移を示したのか、まとめたので紹介する。

THIとストレスの関係は、

   72以下(ストレス無し)、72-78(軽度)、79-88(強度)、89以上(超強度)

という基準で判断している。


本格的な夏を迎え、連日30℃超えとなり雨が降る日が多い月だった。
ひと月を通して強度のストレスを受けることが多くなっていたと思われる。

月初、月末は猛暑であった。ひと月を通して、雨が降る日の多い月で
あった。猛暑時は最高THIが85前後を示し強いストレスを受けた。
猛暑時以外は、ストレス無し~軽いストレスだったと思われる。

雨降りの多いひと月だった。気温は30℃前後で推移することが多く、
ひと月通して比較的軽いストレスで済む日が多かったようだ。

上旬、中旬は毎日のように降雨があり気温は低く推移した。下旬になり
天気が回復し夏日が多くなったが、軽いストレスで済んだようだ。

月初、月末に30℃を超える日があったが、
比較的低温の日が多く、降雨も少なかったようだ。
乳牛の環境としては概ね良好でストレスは少なかったと思われる。

雨の多い月であった。月初、月末に高温の日があったが、
長続きせず比較的過ごしやすい気温で推移したようだ。
そのため標茶町と同様、ストレスは少なかったと見られる。


 

このブログの人気の投稿

2023年8月のTHI推移(北海道)

2023年10月のTHI推移

2023年Ⅰ番草収穫始まる