2022 展示圃場観察日記(1)

  札幌市東区苗穂にある雪印メグミルク㈱「酪農と乳の歴史館」前にある『アルファルファ“ケレス”』展示圃場にも春がやってきました。

 今年の冬は雪が多く、雪が解けて展示圃場の地面が現れるまで、昨年より半月も遅くなりました。

 これから良い季節。今年も“ケレス”は飼料作物でありながら可憐な花を咲かせることでしょう。今年こそコロナ自粛が緩和され、「酪農と乳の歴史館」に来館されるお客様にご覧に入れられることを切に願っています。


〈4月6日〉

 今年の豪雪で、構内の除雪溜まりは例年以上の雪の山となりました。通路間際の展示圃場(杭で囲われた部分)もまだこのような有様。

昨年に比べて概ね2週間は遅い感じ

 昨年は3月末に融雪は完了していて、アルファルファや赤クローバー、ペレニアルライグラスの越冬株がすでに芽吹いていました(昨年は平年比でもかなり早かった)。

 それにしても、この冬の札幌の雪はひどかった。10年に一度あるかないかの大雪だったそうです。

 参考までに、気象庁の公表データで今年と昨年の札幌の積雪深を比較してみました。12月中旬までに全く積雪は無かったのですが、12月17日に一日で50㎝も積もってからずっと平年を上回って、グラフからも今年の積雪がどれだけ多かったのかが分かります。昨年は逆に小雪でした。

出典:気象庁「過去の気象データ」 https://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/ を基に作図


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