2021 展示圃場観察日記(10)

8月になりました。相変わらず暑い日が続いています。

729日にパラっと降った以外83日までまとまった雨は無し。

4日にようやく少し(日間降水量7.5㎜)降りました。


85日>

8/34と在宅勤務でしたが、昨日のいくらかの降雨で水の心配は無し。

アルファルファの総量も一段と増え、紫や藤色の花も増してきました。草丈も70㎝程。


優勢なアルファルファの陰で赤クローバもしっかりと、

心配していたペレニアスライグラスもようやく伸びてきました。



810日>
昨日から今日にかけ、待望のまとまった雨が降りました。

暑さは8/6をピーク(日平均気温今シーズン最高の29.2℃/最高気温35.0℃)に、

昨日から日も射さず今日は一気に冷え込み(日平均気温16.7℃)、寒いくらいの陽気となりました。


雨水を背負ってアルファルファはしな垂れていますが、久しぶりの雨に白や紫の花が瑞々しく緑に映えて見えました。


812日>

久しぶりのまとまった雨から2日。大分草勢が戻ってきたように見えます。

周りの芝生にも緑が復活してきました。そろそろ刈取りを考えないと。

Ⅰ番草刈取りが78日だったので817日が40日目、盆明け早々に予定します。


817日>

刈取り日の朝。アルファルファ・ケレスは花満開です。特に白い花が鮮やかです。

でも、現下コロナ体制ではお客様にご連頂くことはできません。


旺盛なアルファルファの陰にペレニアルライグラスも大分伸びました。

赤クローバ・アレスは晩生もあり?ようやく勢いが増してきたところ。

いずれにしても今年のⅡ番生育期は旱魃の影響をモロに受けた形となりました。

マメ科アルファルファの一人勝ちの様相の展示圃場でした。



刈取りは手刈りで今回は2馬力(人力)。収量調査は前回同様坪刈りとせず、圃場全面積刈取りとしました。

刈取り時平均草丈:
①アルファルファ:86.2㎝ ②赤クローバ:39.2㎝ ③ペレニアルライグラス:42.6 でした。

番草では ビニール袋 2袋分あったのですが、今回は1袋弱でした。

結果は、全収量4.1㎏/5.3㎡。計算すると 778㎏/10a となりました。

Ⅰ番草の収量が2,183㎏/10aでしたからⅠ番の半分以下。

因みに前年比は84.4

減収の要因はやはり旱魃の影響が大きいのでしょう


参考までに今シーズン41日から816日までの日毎の札幌の気象状況をグラフにしてみました。

78日以降雨が降らず、86日のピークに向かって気温が上がっていく様子が判ります。

今年のこの連続真夏日も温暖化の影響なのでしょうか?



次回に続く・・・・・



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