哺乳作業のカイゼン例
哺乳作業は哺乳のタイミングとミルクの温度を考えながら行なう必要があります。
しかし、子牛の頭数が増えると作業も煩雑になり、作業効率も低下しがちです。
そんなときは哺乳びんホルダー(1個3,000円ほど)を使うのも有効です。
見てのとおり作業者が哺乳びんを持つ必要がなく、人の気配に敏感な子牛も安心しながらミルクを飲んでいます。
この牧場では哺乳作業は1人で実施しています。
今までは作業者が哺乳びんを手に持って子牛1頭づつ哺乳していました。しかし、哺乳びんホルダを使用し、すべての子牛に同時に哺乳する作業形態としたところ、作業時間は以前の1/3(9頭哺乳で1時間半 が30分に)と大幅に作業時間を短縮することができました。
また作業時間の短縮によるミルクの温度低下の改善や人の気配に敏感な子牛に対する哺乳促進にもつながりました。