飼料用トウモロコシ、8月上旬の生育状況(北海道)

8月上旬に北海道内2か所の飼料用トウモロコシ圃場の様子を見てきました。

下の写真は8月3日に見た宗谷総合振興局管内H町のトウモロコシ圃場(5月18日播種)です。
宗谷総合振興局管内H町のトウモロモシ圃場(8月3日)
















ご覧のように草丈は人の腰の高さにしか成長していません。
関係者いわく天候不順が原因で、この地域では同様のトウモロコシ圃場が散見される状況ということです。


一方、下の写真は8月8日に見た釧路総合振興局管内S町のトウモロコシ圃場(5月25日播種)です。
釧路総合振興局管内S町のトウモロコシ圃場(8月8日)
















草丈は2メートルを超え、下の写真のとおり雌穂も確認でき、ステージは「出穂はじめ」から「出穂期」に差し掛かった状況です。
すでに雌穂も確認できる個体もありました


















北海道農政部が公表している8月1日現在の「農作物の生育状況」におけるトウモロコシ(サイレージ用)の生育遅速をみると、地域により“早5日”から“遅2日”と差があり、傾向としては上川やオホーツク側で生育が遅く、道東や道央で早めの生育になっています。
(宗谷、留萌、後志、空知は公表されず)

これは我々が見てきた状況と傾向が似ており、今年においては道北地域の飼料用トウモロコシの生育・収穫が懸念されるところです。

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