暑熱期におけるET技術の活用
暑熱期のヒートダメージは産乳だけでなく繁殖にも悪影響を及ぼします。
平成22年度の猛暑では夏以降の受胎率が極端に低下、受胎に向けた苦労だけでなく、分娩遅れから次年度以降の生乳生産に狂いが生じ、その影響に悩まされたことも記憶に新しいと思います。
宮崎経済連様の酪農機関紙「酪農宮崎」に掲載された繁殖に関る暑熱対策の記事を紹介いたします。
![]() |
『暑熱対策における乳牛へのET技術(受精卵移植)の活用について』 全農福岡畜産生産事業所推進課 小西正人 酪農宮崎 第497号 2013年4月 |
繁殖面のコンディションはETの場合も同様に厳しい時期ではありますが、発情同期化による適期移植と通常の人工授精の場合の高体温による精子生存性低下のファクターが無い分、受胎率は高くなるようです。