アルファルファ「ケレス」生育状況(岩見沢市)

7月29日、好天の中、道央圏内岩見沢市の稲作地帯にあるケレスとチモシーの混播草地2番草の生育状況を確認してきました。
こちらの圃場は、田んぼからの転作畑で転作から20年近く経ち、牧場主の熱心な土作りのおかげか、転作畑でも立派な株に成長しております。
米どころ空知地区では、大きなまとまった土地の確保ができず、飼料用トウモロコシの作付けは少ないですが、このような地域では、嗜好性の高いアルファルファの草地によって単位当たりの収量とTDNをあげることで自給飼料率の向上を目指すことが、1つの方向性ではないでしょうか。


写真①
利用3年目の草地で、ケレスの被度は約40%もあります。GW前にはギシギシの混入が多く目に付きましたが、適期に除草剤「ハーモニー」を散布することで、全くと言っていいほどギシギシは消滅しました。現在、開花真っ最中で8月早々にも刈り取りを行い、秋には3番草収穫を予定しています。

写真②
こちらの圃場は更新後、利用2年目のケレス混播草地です。混播と言っても、なんと!ケレスの被度は約70%!これほどアルファルファが揃っている草地は道央には珍しく、美しい景観も魅力的でした。牧場主の熱意が伝わってくる草地でした。

写真③
雪印種苗さんと調査を実施しました。気温30℃の中お疲れさまでした!


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