酪総研みてある記

　Ⅰ番草収穫後、約1ヶ月のケレス展示圃の様子です。 　このところ夏らしい陽気が続き、展示圃の牧草達は元気に生育しています。 　週末にかけて雨天が予想されるなか、倒伏の心配もありますが、もう少し満開の花を楽しみながら様子を見たいと思います。 〔7/26現在草丈〕　 　・アルファルファ（ケレス）　　95～123㎝ 　・ペレニアルライグラス　　　58～72㎝ 　・サイレージ用トウモロコシ　80～100㎝ 　【写真１】　満開に開花したケレス（7/26撮影） 　【写真２】　紫色の花が綺麗です（7/26撮影） 　【写真３】　100㎝ほどに生長したサイレージ用トウモロコシ（7/26撮影） 　【写真４】　キラキラ輝くペレニアルライグラス（7/26撮影）

　酪総研の実証圃場である、静岡県富士宮市の関内牧場、伊藤牧場のデントコーン畑に雪印種苗のトータルサポート室の方々と一緒に成長具合の確認に行ってきました。 　関内さんは昨年よりデントコーン栽培にチャレンジし、今年で２年目になります。伊藤さんは今年より栽培にチャレンジしています。 【写真１】　関内牧場の写真です。（7/6撮影） 　順調に育っていますが、今後追肥を行い、更なる成長が期待されます。   【写真２】　伊藤牧場の写真です。（7/6撮影） 　茎も太く、今後成長しても風の影響は受けにくくなりそうだとのこと。こちらも楽しみです。     　関内、伊藤両牧場は標高約1,000m、富士山の裾野に在り、その冷涼な気候の為、今までデントコーンの栽培は余り盛んな地域では在りませんでした。しかしながら昨今の飼料高の影響も在り、近年デントコーン栽培に対する関心が、ここ富士宮でも高まり、今後も増えて行く事が予測されます。

　Ⅰ番草収穫後、約20日が経過した苗穂のケレス展示圃です。 　このところ平年に比べて低めの気温で経過しており、夏日と言える日はまだ数える程しかありませんが、それでも夏の日差しを浴びながら順調に生育しています。 　   〔7/15現在草丈〕　 　・アルファルファ（ケレス）　　64～90㎝ 　・ペレニアルライグラス　　　47～56㎝ 　・サイレージ用トウモロコシ　45～51㎝　   【写真１】　一気に草丈が増してきました（7/15撮影）   【写真２】　ちらほら綺麗な紫色の花が咲き始めています（7/15撮影） 【写真３】　ニューフェイスのサイレージ用トウモロコシ（7/15撮影）   【写真４】　ペレも頑張っています（7/15撮影）

　Ⅰ番草収穫と同時にケレス展示圃に仲間入りしたサイレージ用トウモロコシですが、このところの急激な気温の上昇に伴い、播種後7日目（6/30頃）に出芽を確認しました。 　その後順調に生育し、７月４日現在で３葉期を迎えています。 　 〔写真１〕　出芽直後の様子（6/30撮影：約1.5㎝）      〔写真２〕　出芽後１日目の様子（7/1撮影：2葉期，約4.8㎝）   〔写真３〕　出芽後４日目の様子（7/4撮影：3葉期，約13㎝）  

Ⅰ番草収穫後のケレス展示圃の様子です。 　 このところの気温上昇と定期的な降雨により、Ⅱ番草は順調に生育しています。 〔7/4現在草丈〕 ・アルファルファ（ケレス）　33～48㎝ ・ペレニアルライグラス　29～42㎝ 【写真１】　Ⅰ番草収穫後8日目の様子（7/1撮影） 【写真２】　Ⅰ番草収穫後11日目の様子（7/4撮影） 【写真３】　苦土石灰と燐酸肥料を散布しました（7/4撮影） 【写真４】　ペレの生育も順調です（7/4撮影）

　苗穂展示圃のケレスは6月以降順調に生育し、無事に開花期を迎えましたが、残念ながら雨の影響により倒伏してしまったため、収量調査を兼ねた収穫を行ないました。 　坪刈りによる調査の結果、実際の草地を想定すると生草で約2.4トン／反、乾物で約540㎏／反（乾物率分析結果22.5％）の収量が確保できました。 　 　綺麗に刈り取られた展示圃はⅡ番草の生育を待つばかりとなりましたが、今回は遊び心で圃場の一部にサイレージ用トウモロコシを播種してみることにしました。今後どのような生育過程を辿るか楽しみです。 〔6/23現在草丈〕　 ・アルファルファ（ケレス）　110～130㎝ ・ペレニアルライグラス　90～126㎝ 【写真１】　雨で倒伏したケレス展示圃（6/23撮影） 【写真２】　綺麗な紫色の花が開花しています（6/23撮影） 【写真３】　収穫作業の様子（6/23撮影） 【写真４】　ついでに収量調査（坪刈り）もしました（6/23撮影） 　　　　 【写真５】　綺麗に刈り取られた展示圃（6/23撮影） 　　　　　※土の露出した部分にｻｲﾚｰｼﾞ用ﾄｳﾓﾛｺｼを２粒播種しました。 　　　　　　（今後の生育に乞うご期待！）